クーランマラン人力旅行社 JOURNEY 旅行記

キプロスへ行ってきました 2006年7月 佐藤智一


キプロス島


 キプロス共和国は、東地中海に浮かぶ小さな島国。トルコの南、レバノンの西に位置します。面積は四国の半分程度ですが、北半分をトルコに実行支配されており(国連はそれを認めていません)、国連軍が警備するボーダーラインが存在します。
 日本ではあまり知られていない、馴染みの薄い国ですね。せいぜいギリシャ神話の女神・アフロデティ(ヴィーナス)生誕の地として稀に知られているぐらいでしょうか。
 でも実は、狭い国土に凄い数の世界遺産が集中して存在し、EU諸国を中心に米国、オーストラリアなどから観光客を集める有名なリゾート地なのです。
 そんなキプロスを今回は自転車でウロつく、Tour de Cyprus です。

【1日目】
01.
空港前にて準備
羽田→関空→ドバイと乗り継ぎ、昼過ぎにラルナカ国際空港到着。ここで降りる日本人は私だけ。勝利者気分になれる。 で、早速チャリをセットアップ。大量の汗を掻きながらタイヤの空気を入れていると、銃を構えた兵士が近づいてきて「何か問題でも?」と気を使ってくれる。とても親切。
02.
出発
とりあえず出発。日本と同じ左側通行。
03.
牧歌的な風景
出発して10分ほどで、もう牧歌的な風景に変わる。走っている車も少ない。
04.
干草ロールの平原
干草ロールの平原を抜ける。気分は8月後半の北海道。でもその先に広がる海はオホーツク海ではなく地中海。
05.
きつい登り坂
上り始める。山の岩肌が白い。高い木が全く無く、直射日光がキツイ。
06.
展望のいい場所
かなり上ってきた。眼下に広がる白い山肌と地中海。そして抜けるような青空。 この時点で脱水症状気味で、気持ち悪くて吐きそう。
07.
レフカラ村
初日の目的地、レフカラ村の宿に到着。Lovelyな外観。内装もLovely。恥ずかしくなる。
08.
夕食
夕食。キプロスはトルコの影響を受け過ぎた上に大英帝国統治時代も長かったせいか、特に名物料理がない。と言うか個人的な感想だが、食文化に関してはかなり貧しいと思う。 ただ、もの凄い量が出てくる。吐きそうになるまで食べても、到底食べきれない。
【2日目】
09.
レフカラ村の路地
レフカラ村の路地。白い壁、白い石畳。こんな「森のシルバニアファミリー」みたいな家々から、生活の物音が聞こえてくる。とてもLovely & Peaceful。
10.
レフカラ村
レフカラ村を振り返る。山間の小さな街だが、手作りのレースで有名。かのダヴィンチも、この村でレースを買ったらしい。
11.
地図
地図とコンパスはこんな感じ。でも標識がしっかりしているので道に迷うこと少ない。 迷ってもその辺の人に聞くと、こちらが恐縮してしまうほど親切に、一生懸命教えてくれる。生活言語はギリシャ語だが、英語も良く通じる。
12.
用途不明の甕
小さな村の家の軒先に巨大な甕が置かれている。キプロスでは頻繁に見かけるが、未だ用途は不明。 この村で水を買いたくて店を探すが一軒も無い。人に聞いても「無い」と言われ、その人が水をくれた。キプロスの水道水はそのまま飲んでも大丈夫。
13.
パンク修理
第1回目のパンク。修理は簡単だけど空気を入れるのが大変。 ポンプはハンドポンプより、少々大きくてもフットポンプがよい。
14.
山並み
かなり上ってきた。どこまでも続く山並み。 ここまで「10キロ上って5キロ下る」みたいなことを繰り返して徐々に高度を上げてきているため、相当に疲弊しており、時間的な問題からも当初の目的地まで行くことを断念する。 この後、フラフラになってアグロスという村に辿り着くと、宿でスリランカ人のスタッフが凄く親切に迎えてくれた。キプロスで日本人を見るのは数人目らしい。ちなみに出稼ぎのスリランカ人は凄く多い。
【3日目】
15.
アグロス村を後に
前日の宿泊地、アグロス村を後にする。山に張り付くような村を見て、ちょっとネパールを思い出す。
16.
世界遺産エリア、トロードスに到着
世界遺産エリア、トロードスに到着。普通の観光地だった。
17.
>標高1,900mからは一気に下る
標高1,900m。ここからは一気に下るのみ。
18.
プレイトレス
トロードスから約10kmの距離を10分程度で一気に下る(かなりやばいスピード)と、 小洒落た感じの街、プレイトレスに到着。適当に宿をとる。
【4日目】
19.
キプロスはワインの産地
辺り一面ブドウ畑の山々。キプロスはワインの産地。
20.
のんびりした道
のんびりした道が海まで続く。ゆずの「夏色」を大声で歌いながら下る。
21.
クリオン遺跡
クリオン遺跡を観光。
22.
クリオン遺跡
白く輝く遺跡郡に、青い地中海が重なり、さらに抜けるような青空が重なる。
23.
クリオン遺跡
言葉を失う光景。「時が止まるとは、こういうことか」と実感する。
24.
地層
地層。ミルフィーユではありません。
25.
熱海に似た風景
目的地の熱海に着いた。レメソスというリゾート都市だが、海に面した大通りの雰囲気は熱海そのもの。
26.
焼モロコシ
路上で焼きモロコシを買う。炭火で直に焼いてくれる。ウマし。

【5日目】
27.
ジギの海
レメソスとラルナカの中間に位置する小さな漁村、ジギの海。 この透明度、お分かりいただけるでしょうか?
28.
塩湖
出発地点、ラルナカに戻る。市の西側に塩湖がある。当然、白い。

【最終日】
29.
ラルナカの日の出
ラルナカの日の出。 今日は適当に街中をウロついて、フライトまでの時間を潰すことにする。
30.
バングラディッシュからの留学生、アレクサンダー君
最終日だというのに出発直後にパンクしてチューブを交換していると、一人のアジア人が寄って来て手伝ってくれた。 バングラディッシュからの留学生、アレクサンダー君。最初、私を中国人の留学生と思ったらしい。日本人だと言うと「初めて見た!」と驚いていた。 彼はグラフィックデザインを専攻しており、「いつか日本にも留学したいのだが、ビザがなかなか取れなくて」と漏らしていた。しかし正直なところ、キプロスのような国で生活していたら、日本の社会はかなり心地悪く感じるのではないだろうか・・・
 
 
今回は以上です。キプロスはまた是非とも行きたい国になりました。 でも次は、きっとキルギスかパキスタン。 <終わり>  

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